「褒めて伸ばす」手法は正しかった!? ピグマリオン効果
ピグマリオン効果とは、褒められたり、期待されたりすることで良い結果が出せるようになる心理現象のことです。
サンフランシスコの学校でおこなわれた実験では、期待されていることを意識した生徒は成績が向上していったそうです。
・ご家庭での場合
もし勉強が苦手なお子さんがいた場合には、まずどんな成績でも褒めましょう!褒めることから全てが始まるのです。
そして家で宿題をするとしてもまず「勉強しただけ」でも褒めましょう。
ここで問題なのは、過度な期待は禁物という点です。プレッシャーを感じるような期待をかけると、逆効果です。ご注意ください。
・ビジネスでの場合
部下や取引相手に対して、些細なことでも褒めましょう。褒められて嫌な気分になる人はいませんから、そういう点でも「褒める」ことは効果的といえます。しかし、あざとかったり見え透いた褒め方は、相手を不快にさせてしまうことがありますので注意が必要です。
あくまで自然に褒めましょう。
部下を育成したい場合には、何かひとつ課題をクリアしたら必ず褒めるようにしましょう。それだけで、部下を伸ばす手助けができ、また、部下との関係も良好になっていくでしょう。
しかし、褒めすぎてつけあがってしまうような場合には、きちんと叱ることも忘れないでください。何事にもメリハリは大事です。
とにかく「褒める」ことが重要です。
文句を言ったり、けなしたりすることは簡単ですが、褒めることは、やりなれていないとむつかしいものです。褒める側がぎこちなくなったり、わざとらしくなったりしてしまうかもしれません。しかし、それも馴れです。相手を褒めることになれていきましょう。そうすることで、あなた自身の気持ちも豊かなものになっていくでしょう。
子育てや部下との関係に悩んでいたらまずは「褒める」ことから始めてみてください。