目次
- 不安の中身を知ることから始めましょう
- 短期的な目標を設定してみましょう
- まとめ
不安の中身を知ることから始めましょう
まず、あなたが抱えている不安が何に起因しているのかを、あなた自身がしっかり把握する必要があります。
何に対して「不安」を感じ、どうして不安を感じてしまうのかを知ることで、心構えも変わってくるでしょう。
不安の種類
- 恋人への不安
- 仕事への不安
- 将来への不安
- 健康への不安 など
不安は主に、対人に関するものと、自分自身に関するものに分けられるでしょう。
不安にさせる対象
- 恋人のせいで不安になる
- 職場の同僚や上司のせいで不安になる
- 就職先が決まらず不安になる
- 病気に苛まれて不安になる
- 結婚相手が見つからず不安になる
- やりたいことが上手くいかず不安になる
- 蓄えが少なく老後が不安 など
具体的に、あなたの不安や心配事を紙に書き出してみてはいかがでしょうか。心の中で考えるだけではなく、視覚で捉えることで、不安や心配事をより明確に受け止めることができるでしょう。
短期的な目標を設定してみましょう
あなたの不安を「知る」ことができたら、次は「どうするか」です。
具体的には、解決が可能な不安や心配に対しては、短期的な目標を設定してみましょう。期間を設けることで、不安を解消するという目的を前向きに捉えることができます。
【例】
恋人が浮気しているかもしれず、不安で仕方がない。
このような場合は、まず下記のような短期的目標が選択できるでしょう。
・1ヶ月以内に彼に直接聞いてみる
・2週間以内に共通の友達から聞き出してもらう
・半年以内に調査会社に依頼して結果を出してもらう
上記の中から、あなたがいいと思った手段を採用して、設定した期間、目標に取り組みます。もちろん、手段には色々あるので、あなた自身で、もしくはカウンセラーと一緒にじっくり考えましょう。
そして、期限を決めて、不安に対して明確に取り組むことで、あなたの不安も軽くなっていくはずです。
しかし、不安の中には、あなたが行動しても解決しないものも存在します。
例えば「子供が受験に成功するか不安」と思ったとします。親には、子供が勉強しやすい環境を作ったり、子供を励ますことしかできません。それらをおこなった後にまだ「不安」を抱えていたとしても、そこから得られるものは何もありません。
つまり、心配しても仕方ないのです。
仕方がないと割り切れなかったら、美味しいものを食べたり、旅行をしたり、コメディ映画を観て笑ったり、気分転換をするといいでしょう。
まとめ
ダライラマ14世はこう言っています。
『ある問題が解決可能であり、それについてあなたが何かを行動できるのであれば心配する必要はない。問題が解決できないものであるなら心配してもしかたがない。なんであれ、心配から得られるものはない』
そうはいってもなかなか達観できないのが人間ですから、不安を人に話して心を軽くするのもいいでしょう。友達や家族、あるいは当サイトのカウンセラーなど、頼れる人に話すことも大切です。不安を知ると共に、あなたは1人ではない、ということも知ってください。