目次
- 色彩心理って?
- 活用方法
- まとめ
色彩心理って?
色には特定のイメージが備わっていて、心理状態に影響を与えます。時代や地域によって色のイメージに差異はありますが、おおよそ同じイメージを抱く場合が多いでしょう。例えば、黒色は死や不吉なイメージと同時に、高級感や重厚感も併せ持つ等。
活用方法
大人数が集まる場で目立ちたいとき
赤色(レッド)
赤色には、興奮する、やる気を出す、情熱的になるなど感情を高ぶらせるイメージがあります。しかし、怒りや暴力といったマイナスイメージも合わせ持つため、あまり多用するのは禁物です。
服装で利用するなら、シャツだけ、ボトムだけ等、ワンアイテムで使うといいでしょう。
相手に信用されたいとき
青色(ブルー)
青色には、誠実さや真面目さを与えるイメージがあります。相手に信用されたい場面などで使うといいでしょう。しかし、悲しみや寂しさや冷たいイメージを与えてしまうケースもあるため、一緒に白色なども使ってイメージを和らげましょう。
相手と仲良くなりたいとき
桃色(ピンク)
ピンクには薄いピンクと濃いビビッドなピンクがあり、それぞれにイメージが異なります。相手と仲良くなりたいケースでは薄いピンクを選びましょう。
薄いピンクには、やさしさや繊細さなど柔らかいイメージが含まれていて、相手の心を穏やかにさせる効果があると言われています。
逆に、濃いピンクには興奮を引き起こしたり、感情を刺激したり、情欲や成熟さなどのイメージも与えてしまうため、注意が必要です。どちらかというと、すでに仲良くなった相手にさらにもう一歩踏み込んでもらいたいときなどに使うといいでしょう。
相手を癒したいとき
緑色(グリーン)
緑色は、目を癒したり、緊張をほぐしてリラックスさせるイメージがあります。
服装に使う場合は、鮮やかな緑色よりやや濃いめの緑にするといいでしょう。また、ボトムやスカートやバッグなどワンアイテムで使うといいでしょう。
緑色は自然界に多く存在し、安心感を与えやすいと言われていますので、緊張をほぐしたい場面などでも役立ちます。
相手を元気にさせたいとき
黄色(イエロー)
黄色には、アクティブさ、明るさ、陽気さを与えるイメージがあります。視覚的にも目立ちやすく、ポジティブな印象を与えやすいです。しかし、逆に、軽率さや緊張を与えてしまう危険もあります。黄色の服で相手を元気にさせる場合には、着る側に笑顔が求められるともいえるでしょう。笑顔で緊張をほぐしてあげることで、ポジティブなイメージを強めることができるでしょう。
自分の評価を高く見積もってもらいたいとき
白色(ホワイト)
白色には、清潔さ、神聖さ、純粋さなどのイメージがあります。医者やコックなどプロが身につける服には白色が多いですが、清潔感を感じさせるほかにプロらしさを与えやすい色といえるでしょう。
それらのイメージを利用し、白色を服装に加えることで、自分の価値を高く見積もってもらえる可能性があります。
しかし、白色が多いと冷たい印象を与えてしまう恐れがあるため、オフホワイトなど柔和さを感じられるアイテムも併用してみましょう。
大人の雰囲気を出したいとき
黒色(ブラック)
黒色には、高級感や威厳などのイメージが含まれているため、大人の雰囲気を出しやすいです。しかし、黒一色にしてしまうと、不安感や威圧感が出てしまうため、注意が必要です。清潔感や神聖さのイメージを持つ白色と合せることでスタイリッシュ感が増すのでオススメです。
《余談》
赤色の車は実際より近く見えると言われていて、車間距離を長めに取ってもらえる可能性があり、免許とりたての初心者に向いていると言われています。
逆に、青色の車は実際より遠くに見えると言われていて、車間距離を詰められてしまう可能性があり、初心者には向いていないと言われています。
まとめ
色彩には色々なパワーがあり、それらを上手く利用することで実生活を豊かにすることができるでしょう。ただし、色彩にばかり頼ってはいけません。最終的には、人間味が効いてきます。たとえ黄色の服を着ていても、仏頂面をしていては相手をポジティブにすることはできないでしょう。外見と中身が合わさって素晴しい色彩パワーを生み出すのだと知ってください。