目次
- ピークエンドの法則って?
- 活用方法
- まとめ
ピークエンドの法則って?
ピークエンドの法則とは、人間は自分に起こった過去の出来事について、感情の高ぶったピーク時と、どう終わったかが出来事の印象を決めやすいという心理現象のことです。ピーク時と終わり際を除いた時間は全体的な印象にあまり影響しないそうです。
心理学者ダニエル・カーネマンによって提唱されました。
彼は2つのグループに不快な騒音を聞かせる実験を行ないました。
Aグループには最初から最後まで同じ音量の騒音を聞かせて、
BグループにはAグループより大きな音の騒音を聞かせて、最後に少し音量を下げた騒音を聞かせました。
すると、不快感はBグループの方が軽かったのです。
このように過去の出来事では最後にどう感じたかがその印象を決めやすいといえるでしょう。
活用方法
ピークエンドの法則を利用することで、対人関係において、いい印象を与えやすくなります。
・ビジネスシーンで
アパレルショップや旅館などでは、お客を見送りに出ることが多いですよね。お客に対する感謝の気持ちもありますが、終わり際に好印象を持ってもらうためにしていることでもあります。
例えばアパレルショップでは商品選びや試着中に何か悪い印象を与えてしまったとしても、最後に好印象を持ってもらうことで、お客に不快感を忘れさせるピークエンド効果を活用したテクニックです。
商談などでも最後に笑顔で終わらせられれば、相手に好印象を抱かせやすくなるでしょう。
・異性との出来事で
デートの最中で相手を退屈にさせてしまったり、何か失敗してしまったとしても、別れ際に相手をキュンとさせられれば、そのデートは成功したといえるでしょう。
ですので、最後にどういうセリフを言うか、去り際にはどう接するかを熟考しましょう。
また、デートは少し話したりないくらいの時間で切り上げてみましょう。相手が満足しきらないうちに解散すれば、次回のデートを楽しみにさせられるかもしれません。
そして、プレゼントを渡すなら、別れ際、去り際にしましょう!
まとめ
「終わりよければ全てよし」ということわざがありますよね。普段の会話では、冗談交じりにそう言うこともありますが、それは実際に真実なんです。
そして、それを活用することで対人関係をよりよい方向へ向かわせられるでしょう。
日常生活の色々なシーンで「終わり際」には相手にいい印象を与えられるように行動していきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!