《クォーターライフ・クライシス》人生への不安や危機感
クォーターライフ・クライシスとは、人生の四分の一が過ぎた頃の20~30歳の人が感じる人生への不安や危機感を指します。人生の低迷期でもあります。
しかし、人生の四分の一を過ぎたあたりで将来への不安を感じるのは、ごく自然なことです。
不安に陥っても気にすることはありません。なぜなら殆どすべての人があなたと同じような不安に陥っている、または陥っていた経験があるのです。
決してあなただけではありません。だから、心を楽にしてください。
ただし、性格によってその度合いが異なる場合があるようです。
とくに「向上心のある人」は不安や危機感に陥りやすいと言われています。
向上心のある人は、高い理想を掲げるため、現在の自分にギャップを感じやすく、苦しみやすいのです。
そんなときは『妥協する』ことが大切です。妥協とは、大人が獲得した高度な情操であり、幸せな生活を続ける上で欠かせないものです。
例えば、知性の発達していない児童は、妥協を知りませんから、欲しいおもちゃを買ってもらえないと駄々をこねますよね。しかし、大人になると、欲しいものが買えなくても代替品で満足できるようになります。それによってあなたはあなたの享受できうる幸せを手に入れられるのです。妥協は決して悪い意味ではないのです。
クォーターライフ・クライシスに陥っているな、と感じたら、妥協しないことで不幸になっていないか、1度考えてみてください。
結局、自分の理想通りの人生を送れる人はほんの一握りです。いいえ、全くいないかもしれません。
昨今、芸能人の自殺が相次ぎ、「なぜ富も名声もあったのに自殺したんだろう?」と不思議に思ったことはありませんか。
それはもしかすると、上手く妥協できなくなった結果かも知れません。
私は、全ての人々に「平凡でもいいから長生きして欲しい」と願っています。